ヒートポンプ式とヒーター式で電気代が月2,000円以上変わることがあります。
乾燥機は電気代・衣類への優しさ・乾燥時間がヒートポンプ式とヒーター式で大きく変わります。毎日使う家電だからこそ、方式の違いを理解してから選びましょう。
📋 この記事でわかること
・ヒートポンプ式とヒーター式の違いと電気代の差
・衣類乾燥機・ドラム式洗濯乾燥機・ガス乾燥機の比較
・乾燥機選びで失敗しない3つのポイント
・設置場所・排水方式の確認方法
「洗濯物を干す手間をなくしたい」という理由で乾燥機を検討する家庭が増えています。特に共働き・子育て世帯では洗濯〜乾燥まで全自動にすることで、毎日の家事負担が大幅に減ります。ただし乾燥機は方式によって電気代・仕上がり・衣類への負担が大きく異なるため、選び方を間違えると毎月の電気代に大きく影響します。
乾燥機の種類を整理する
| 種類 | 特徴 | 電気代目安(1回) | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| ヒートポンプ式 (ドラム式洗濯乾燥機) |
低温除湿で乾燥・衣類に優しい | 約25〜40円 | 毎日乾燥まで使う・電気代重視・デリケートな衣類が多い |
| ヒーター式 (ドラム式洗濯乾燥機) |
高温ヒーターで乾燥・乾燥時間が短い | 約60〜100円 | 乾燥時間を短くしたい・本体価格を抑えたい |
| 衣類乾燥機 (単体) |
洗濯機と別に設置する乾燥専用機 | 約30〜80円 | 今の縦型洗濯機を活かしつつ乾燥機を追加したい |
| ガス乾燥機 (乾太くん等) |
ガスの火力で高速乾燥 | 約30〜50円(ガス代) | 乾燥速度最優先・ふんわり仕上げ重視 |
ヒートポンプ式とヒーター式の違い
ドラム式洗濯乾燥機を選ぶとき最も重要な選択がヒートポンプ式かヒーター式かです。
ヒートポンプ式
仕組み:エアコンと同じ原理で空気の熱を使って低温(約65℃)で乾燥
電気代:1回約25〜40円と安い
衣類への影響:低温のため縮み・傷みが少ない
乾燥時間:やや長め(2〜3時間程度)
本体価格:高め(20万〜30万円以上)
向いている人:毎日乾燥まで使う・カシミヤ等デリケートな衣類が多い
ヒーター式
仕組み:電熱ヒーターで高温(約85℃)の熱風を送って乾燥
電気代:1回約60〜100円とやや高い
衣類への影響:高温のため縮み・傷みが出やすい
乾燥時間:短め(1〜2時間程度)
本体価格:比較的安い(15万〜25万円程度)
向いている人:乾燥時間を短くしたい・本体価格を抑えたい
💡 電気代の差をシミュレーション
毎日1回乾燥を使った場合(月30回)
・ヒートポンプ式:約750〜1,200円/月
・ヒーター式:約1,800〜3,000円/月
差額:月1,000〜2,000円・年間12,000〜24,000円
10年使うと12〜24万円の差になることも。本体価格差を考慮しても長期的にはヒートポンプ式がコスパ高い場合が多いです。
衣類乾燥機(単体)という選択肢
「今使っている縦型洗濯機は気に入っているけど、乾燥機能を追加したい」という場合は衣類乾燥機(単体)が選択肢になります。
メリット:
・今の洗濯機を買い替えずに乾燥機を追加できる
・洗濯と乾燥を同時並行できる(洗濯中に前の洗濯物を乾燥)
・本体価格が比較的安い(5万〜15万円程度)
デメリット:
・設置スペースが2台分必要
・ヒーター式が多く電気代が高め
・洗濯〜乾燥の移し替えの手間がある
失敗しない選び方——3つのポイント
乾燥機の設置で最もよくある失敗が「設置できなかった」「排水が取れなかった」です。購入前に以下を必ず確認してください。
・設置場所の幅・奥行き・高さ(ドラム式は扉の開閉スペースも)
・搬入経路(玄関・廊下・ドアの幅)
・排水方法:排水ホースを使う「排水口接続式」か「タンク式(排水を手動で捨てる)」か
・給水栓の位置(洗濯機置き場に给水栓があるか)
・電源:乾燥機は200V電源が必要な場合がある(工事が必要なことも)
ドラム式洗濯乾燥機は「洗濯○kg/乾燥○kg」と表記されています。乾燥容量は洗濯容量より小さいことが多いため、乾燥容量を基準に選んでください。3〜4人家族なら乾燥容量6kg以上が目安です。容量が小さいと一度に乾燥できる量が少なく、2回に分けて乾燥する手間が発生します。
本体価格が安いヒーター式でも、毎日使うと電気代の差が年間1〜2万円以上になることがあります。「本体価格+10年間の電気代」でトータルコストを計算してから選ぶと、長期的に後悔しにくいです。特に毎日乾燥まで使う家庭はヒートポンプ式の方がトータルコストで有利になることが多いです。
❓ よくある質問
ガス乾燥機(乾太くん)は電気乾燥機より優れている?
乾燥速度・ふんわり感ではガス乾燥機が優れています。乾燥時間が電気式より大幅に短く(約52分)、ガスの強火力でタオルがふんわり仕上がると評判です。ただしガス栓が必要・設置工事費用がかかる・本体価格が高めという初期コストがあります。ガス栓がある家庭・乾燥速度を最優先にしたい家庭には非常に向いています。
乾燥機を使うと衣類が縮む?
高温のヒーター式は縮みやすいです。ヒートポンプ式は低温乾燥のため縮みにくいですが、乾燥不可の素材(ウール・シルク・一部のポリエステル等)は乾燥機に入れないでください。衣類のタグで「乾燥機使用可」かどうかを確認する習慣をつけてください。
乾燥機のフィルター掃除はどのくらいの頻度でやる?
乾燥フィルターは毎回使用後に掃除するのが理想です。フィルターに糸くず・ほこりが溜まると乾燥効率が下がり・電気代が増えます。月1回はフィルターを水洗いして完全に乾かしてから取り付けてください。ヒートポンプユニットのフィルターは月1〜2回の掃除が目安です。
賃貸でも乾燥機は設置できる?
賃貸でも設置できますが、確認が必要なポイントがあります。200V電源が必要な場合は工事が必要で管理会社の許可が必要です。排水口の位置・給水栓の位置も確認してください。タンク式(排水を手動で捨てる)の乾燥機なら排水工事不要で設置しやすいです。
- 毎日乾燥まで使うならヒートポンプ式が電気代・衣類への優しさで有利
- ヒートポンプ式とヒーター式の電気代差は月1,000〜2,000円・年間1〜2万円になることも
- 本体価格だけでなく10年間の電気代込みのトータルコストで比較する
- 設置前に幅・奥行き・高さ・搬入経路・電源(100V/200V)・排水方法を必ず確認
- 乾燥容量は洗濯容量の60〜70%が目安——3〜4人家族は乾燥6kg以上を選ぶ
- 乾燥フィルターは毎回掃除を習慣にして乾燥効率を維持する
乾燥機は「導入したら生活が変わった」という声が多い家電のひとつです。部屋干しの手間がなくなり・花粉シーズンも外に干さずに済み・洗濯の時間的な自由度が上がります。設置前の確認をしっかり行った上で、生活スタイルに合ったモデルを選んでください。
- 執筆者:ごん(ちょうどいい家電 運営者・30代・2児の父)
- 最終更新日:2026年5月(新規)
- 掲載内容は執筆時点の情報です。商品情報・価格は変動する場合があります。


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